mein1


http://www.minori.ph/lineup/_tsuminohi/index01_.html


シナリオ 7/10
キャラクター 8/10
CG 10/10
音楽 8/10
CV 7/10
演出 8/10

オススメ度☆4

・あらすじ
幼き日の後悔を罪として背負う主人公と罪という鎖で結ばれることを良しとするあい。2人は出会い、惹かれ合い、恋人として結ばれる。それでも互いの罪はそれぞれを蝕んでいった。火災の原因はあいだと決めつけた主人公とその火災で家族を奪ったのは自分だと語るあい。互いに互いを受け入れられなくて、2人は別れてしまう。それが正しい選択なのかもわからぬまま。



まとめ:多少回りくどいが、人と向き合うことの大切さを知れる良作。



以下ストーリーに関わる重大なネタバレを含むのでプレイ後推奨。
















・シナリオ



風香√


風香から姉が自分を庇って事故で亡くなったことを聞く→側にいてくれて時には看病もしてくれた風香を大切に思う→告白→結ばれる→風香から自分が実の姉だということを知らされる→お互いに近親と恋愛の関係で揺れる→風香のパンツでシコってたらバレる→廃線の前で落石事故に合う→庇った風香が緊急入院→村中に2人の関係がバレることを犠牲に自分の血を輸血させる→無事に生還→近親の恋愛関係がバレて居場所がなくなる→村を出ていくことを決意→円来、村長、あいとお別れ→風香とちゃんとお互いの気持ちを確かめ合う→数年後、都会にて風香が妊娠



「いけないの、しってても。」のキャッチフレーズにも合ったお話でした。
風香にとっての"罪"は大切な弟を置き去りにしてしまったこと、それを打ち明けられずにいたこと、
近親者である弟を好きになってしまったことでした。
多分風香が栞なんだろうなあとはなんとなく予想していて、まあ展開的にそうなるよねと。

事故に合うまでは謎を残しつつ不穏な雰囲気を醸し出していて良い感じでしたが、近親関係が周囲にバレてからはお決まりの展開すぎて少し萎えてしまったのが残念だったところ。
実姉(実妹)って結局は周囲から奇異の目で見られる、当事者が思い悩む、最後は関係を隠して結ばれるというのがどの作品でもお決まりというか、そうせざるをえない、展開の広げようがない設定なので個人的にはあまり好きではなかったりします。

この√で一番印象に残っているのが風香ではなくあいとのお別れだったり。
住んでいた家をあいに譲渡する話の時にあいとの大切な思い出は置いていくと言われた時のあいの表情、優人の言葉を受け止める間、苗字で呼び合った区切り、さようならの一言を出した時の心中を察した時が一番心に来ましたね⋯⋯
権利譲渡って実際はもっとややこしいだろという話は置いておきましょう

キャラクターとしては非常に好みでした。
優人を弄って遊ぶ時は姉として、甘える時は恋人として、と二面性を上手く描写できていたと思います。
パンツでオナニーしてたのバレて言葉責め足コキされるシーンが滅茶苦茶好き。
ベビードールでのエロシーンがあったところも個人的高評価ポイント◎










円来√


村長から円来が許嫁についてどう思ってるか調べてほしいと頼まれる→セリカが円来に告白する→恋を知らない円来の頼みで3日間だけ恋愛関係に→恋愛関係期間延長→婚約は村の統廃合を無くすためだと知る→お互いに気持ちを伝えて正式な恋人へ→婚約を破棄させようとするが追い返される→父が祖母に宛てた手紙を発見→養護施設の経営難の事情を知る→保育の専門学校へ進学することを考える→村長を説得→村長の本心を知る→セリカと仲直り→数年後、保育園を設立する



珍しく重めのシリアスがない√でした。
いまいち感情移入しきれなかった部分があって評価は少し低めです。
円来がいう罪というのは大して罪でもなければどっちかというと村長の罪じゃね?としか思えませんでしたし、単に自己評価が低いだけの印象ばかり残りました。
優人との会話も「婚約!どう思ってるの!?それは言えない!」ってことをひたすら繰り返してるようにしか感じられなくて、もっと2人ともちゃんと腰を据えて話し合えよとしか。
全体的に助長というか、遠回りしすぎて途中からだれていったのが残念です。
後は円来が優人のことを好きになる描写が不足気味だった印象。
"幼馴染として"特別だっただけの存在が仮初の恋人関係に3日間だけなって、ご飯食べたりちょっとデートしただけで一気に恋愛脳出してきていて、意識変わるまでが早すぎないかと。
勿論、3日間という期限を頑なに守って譲歩しなかった優人を見て焦燥に駆られたというのもあるでしょうが、もう少し丁寧にじっくり描写してあげても良かったように思います。

ただ、良かったと思うところはちゃんとあって、セリカとの関係を有耶無耶にしないでちゃんと話し合うシーンがあったこと、優人が現実逃避のために描いていた絵に対して前向きに絵そのものを楽しめるようになったところなんかはキャラの成長を感じられました。

風香√を暗闇のトンネルを抜けて光を探しだすお話だとすると、円来√は2人で見つけた小さな光をもっと大きく輝かせようとするお話だと言えるのではないかな。
√毎に作品のテーマである光を別の表現で表しているように感じられて、√の構成としては結構好きでした。

シナリオの評価は低めですが、キャラとしての円来はとても可愛かったです。
優人と呼ぶのはセックスの時だけというのが特別感を演出していてめっちゃ好き。
肉まんを美味しそうに頬張るハムスターCGは出る度に癒されました。
公式HPで見た第一印象とクリア後で一番印象が変わったキャラでしたね(良い意味で)。
もっと物静かな令嬢をイメージしていました。


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ここのCGめちゃくちゃ平和な感じがしてすげえ好き。












あい√

あいに諦めきれないと思いを伝えるが罪を背負う勇気がないだけと責められる→養護施設の放火について調べ直す→あいに突き放されて放火について調べるのをやめる→塗りつぶした絵を描き直す→あいに絵をプレゼントして和解→学生寮が火事になりあいが居候することになる→寮の火災の犯人があいではないと信じたことで昔の施設の火災はあいが犯人ではないと教えられる→再び恋人へ→風香と施設の火災の犯人は父親説を立てる→あいと「赤いろうそくと人魚」の絵本の続きを描く→村長から施設の火災の真実を告げられる→父親の真実を知ったあいがやはり悲劇こそ至高と思い直す→全裸再来→優人があいを説得するために村に火をつけようとする→説得が成功し2人が未来に光を見出す→村の外の世界を見る旅へ



ちょっとあいちゃんの情緒が不安定すぎて心配になりましたが、最後には無事ハッピーエンドを迎えられてなによりです。
ローターつけてコンドーム買いに行くのは恥ずかしがるのに、森で全裸になることは一切躊躇わないのなんなんでしょうか。こわいですね。
全裸で再来したシーンですが、第三者として見てる側としては何でそこで優人と離れる選択を取るんだろう?優人の父親が死による救済と村や国への見せしめを求めて火災を引き起こしたのなら普通はそこを反面教師にするんだけどなとマジレスしたくなりましたが、そこがあいの弱さというか向き合うことを恐れていた証拠なのでしょう。
そこで優人が毒を以て毒を制すといわんばかりに放火魔(未遂)と化した時は正直感心しました。やる時はやる男優人。
優人もあいもお互いにちゃんと向き合って考えていれば、優人が絵を描き続けているのはあいに好きだと言われたからで、それこそが2人を繋いでいた絆だってことにすぐ気づけたんだろうにね...遠回りをしすぎたんや...
この√で一番大事だったことって、


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この一言に尽きる。

え?面倒臭い女だって?それな!!


風香√と同様に優人が絵を描く理由も前向きになっていたので、あいだけではなく優人が成長して大人になった描写もしっかり描かれていたのは好印象。
また、この√では風香がめちゃくちゃ良い立ち位置にいました。実姉設定を急に知ってる前提にされた時はビビりましたが、優人やあいのケツを叩いたり励ましたりと2人が求めていたであろう家族という存在を体現していて良いお姉ちゃんだなって。
他√ではあまり出番のなかった部長もちょいちょい出てきて、メインヒロインの√らしく色んな要素が詰め込まれていた点も良かったです。


キャラクターとしては滅茶苦茶可愛くて正直ストライク。
首を傾げるCGがずば抜けて可愛い。


ai2

このセリフがあいから発せられた時は思わずぐっときた。
罪の鎖に縛られてるあいでは絶対出ない言葉だし、これからも優人のそばにいるんだってことを実感させてくれるいいセリフだ...










・キャラクター

全体的にクオリティは高かった。んだけど部長の存在意義が割と真面目にわかんないのが難点。
村長が気にしてて優人に同じ部活に入るよう頼んだ時点で「これはなんかあるな・・・?」と思ってたらまーーーじでなんもなかった。
セックスさせろとまでは高望みしないけど、サブキャラでもどこぞの委員長みたくオナニーの一つでもしてほしかったですね!
宮坂~!
可愛いのに勿体ない...
セリカは円来√で大事な役割があったのでセーフです。














・CG


相変わらずCGの枚数が尋常じゃなく多い。
嵩増ししてるような印象はなくて、シナリオに合わせてより深く世界観に入り込めるように意識して用意されていて滅茶苦茶高評価。
光の使い方がうまくて、これも雰囲気とか作品テーマに合ってていいよね。
風香にベビードールを着せたのは神采配です。満場一致で評価点10点満点。最高でした。













・音楽

OPは安定と信頼の原田ひとみさん。

https://www.youtube.com/watch?v=7OnDcysYHE4

もうほんとこれ大好きなんですよね。
この作品とこの曲のことは以前から知っていて、当初はダークな作品だと思い込んでいて中々手がでなかったのですが、曲だけは何度も聴いていました。
いざプレイしてみたら印象は全然変わりましたし、この曲の歌詞の意味も理解できてより一層大好きに。
大サビの「それは愛へと続いてる そうよ信じてる」の部分、キャラのあいにも感情の愛にもあい√ラストで優人が言った愛してるの言葉にも掛かってて狂おしいほど好き。












・CV

公式サイトにCV表記なかったからあんまり意識してなかったなそういえば。
風香のボイスがくっすーっぽいけど違うやろなって思ってたら、後からくっすーだったと知ってまじかよって思った記憶。
円来は初見でめっちゃ違和感あったけど、今ではこれじゃないとだめになったの。
あいのCVは初担当だったみたいだけど普通に上手かったですね。












・演出

最初にアニメを起用したり、瞬きのモーションがあったり、定期的に舞う桜と隣を歩くヒロインに綺麗なCGなど世界観を構成するのに全力を出している感じがしてめっちゃ良かったです。
ただ、前作でもそうでしたが、バックログの設定をテキスト表示にしているとたまにボイス再生が上手くいかなかったり、CG閲覧モードで差分切換えがダブルクリックで面倒臭いなどシステム面で微妙なところは相変わらずでした。












・総括

プレイする前はダークで怖そうなイメージがありましたが、プレイし終えてみればガラッと印象は変わって幸せと充足感を得られるゲームでした。
優人やあいの性格が合わないという人も多かったかもしれませんが、個人的には結構感情移入できて楽しめたかなと思います。
エロシーンも実用性があって、全体的に見ても高クオリティでしたね。






以上総括及び「罪ノ光ランデヴー」の感想でした。














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